先回補修した南面の壁パネルで補修跡からふたたびクラックが伸びていました。
この壁パネルは先回パネル幅の約3/4に水平方向のクラックが入っており、今回そのクラック補修跡から新たに約65mmクラックが伸びていました。
残りおよそ65mmでこの壁パネルも破断です。
▼先回パネル幅の3/4のクラックが発生していた南面のパネルです。クリックで拡大します。
パネルの補修についてはクラックの端の部分に丸穴を明けて応力が集中しないようにして補修しているとお聞きしています。残念ながらその部分から既設のクラックと同じ方向にクラックが伸びています。
補修方法が不適切だったか、根本的な原因が別にあるにもかかわらず根本的な原因を調査せずにパテ込んで補修したからのどちらかだと思います。
個人的には後者だと考えています。
理由はいろいろありますが、サンヨーホームズさんが基礎のクラックを調査する時に当方から『基礎の上の方に水平線を入れてください』と文書で申し入れたにもかかわらず、無視されました。
『基礎に水平線を入れる=経年変化が一目瞭然に測定できる』という意味です。サンヨーホームズさんにも『後日基礎の傾きがすぐに測定できるので水平線を入れてくださるように』とまで書いておいたのですが。
この件については後日電話でお聞きしましたがさすがに返事はありませんでした。
『御社はなぜ建物が傾いていない事を証明する機会を無駄にしたのですか?基礎に水平線を入れておけば誰の目にもはっきりと建物が傾いていかない事が測定できるのに、なぜ水平線を入れなかったのですか?』
また、一番最初に来た方も『建物が傾いていないか見てくれ』と言って来てもらったにもかかわらず、測定器を持たずに来て『目視で』建物の傾きが無いと判断されました。それはそれですごい技術だと思いますが、目視の判断が正しいかどうかは不明です。
このような一連の流れで上記のように感じる次第です。あくまで個人的な見解ですのであしからずご了承のほどお願い申し上げます。