壁パネルの補修跡から発生したクラックが成長してパネルが破断しました。時系列で写真を並べておきます。

▼パネル幅の3/4ほどクラックが入っていた壁パネルです(2013年)

外壁パネルの破損状況

▼2013年にサンヨーホームズが補修後、2015年4月には補修跡からクラックが成長しはじめまして

補修跡から壁パネルのクラックが発生

まだこのころはかなり細いクラックでしたが。

▼2016年5月壁パネルが予想通り全幅破断

2016年5月壁パネルが予想通り全幅破断

クリックすると原寸で表示します。そこそこのクラック幅で破断しています。

壁パネルが破断している事も問題ですが、壁パネルのクラックが成長し続けている事の方が根本的な問題です。

サンヨーホームズ指定の工法でサンヨーホームズが補修しています

壁パネルの補修方法はサンヨーホームズ指定の工法で、サンヨーホームズが補修しています。

壁パネルの補修方法はサンヨーホームズ指定の工法で、サンヨーホームズが補修しています。

簡単にいうと『クラックは外力、建築上の不具合による応力によるものではなく、パネル自体の収縮が原因なので長期的には発生しない、補修の際はクラックの先端からクラックが成長しないように配慮した工法で補修します』という事です。

さすがに今回はサンヨーホームズに見解を問い合わせしておく予定です

こうなる事は予想していました。さすがに今回は久しぶりにサンヨーホームズに見解を問い合わせしておく予定です。

築10年以内に壁パネルが破断したので→パテ込んで補修(保証期間で無料)→2年後にクラックが入りはじめて→3年後にクラックが成長して壁パネルが破断→10年経過しているので有料

と言われる気がしますが、それならやはり時間稼ぎのための補修だったという事ですね。

▼サンヨーホームズさんの本社に問い合わせしておきました。2016/06/17

保証期間(10年)内に2度壁パネルの破断を補修していただきました。

その後、パネル幅の2/3程度のクラックを補修したパネルの補修跡からクラックが伸びまして残りの部分が破断しました。 現在は10年は経過しています。

どのような対応になるか一度本社のお考えをお知らせください。

担当は名古屋のオーナーズセンターですが、丸投げはご勘弁ください。

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▼2015年にクラックが入り始めた時の記事が下記です(再掲)

先回(2013年)補修した南面の壁パネルで補修跡からふたたびクラックが伸びていました。

 補修跡から壁パネルのクラックが発生

この壁パネルは先回パネル幅の約3/4に水平方向のクラックが入っており、今回そのクラック補修跡から新たに約65mmクラックが伸びていました。

残りおよそ65mmでこの壁パネルも破断です。

▼先回パネル幅の3/4のクラックが発生していた南面のパネルです。

外壁パネルの破損状況

パネルの補修についてはクラックの端の部分に丸穴を明けて応力が集中しないようにして補修しているとお聞きしています。残念ながらその部分から既設のクラックと同じ方向にクラックが伸びています。

補修方法が不適切だったか、根本的な原因が別にあるにもかかわらず根本的な原因を調査せずにパテ込んで補修したからのどちらかだと思います。

個人的には後者だと考えています。

理由はいろいろありますが、サンヨーホームズさんが基礎のクラックを調査する時に当方から『基礎の上の方に水平線を入れてください』と文書で申し入れたにもかかわらず、無視されました。

『基礎に水平線を入れる=経年変化が一目瞭然に測定できる』という意味です。サンヨーホームズさんにも『後日基礎の傾きがすぐに測定できるので水平線を入れてくださるように』とまで書いておいたのですが。

この件については後日電話でお聞きしましたがさすがに返事はありませんでした。

『御社はなぜ建物が傾いていない事を証明する機会を無駄にしたのですか?基礎に水平線を入れておけば誰の目にもはっきりと建物が傾いていかない事が測定できるのに、なぜ水平線を入れなかったのですか?』

また、一番最初に来た方も『建物が傾いていないか見てくれ』と言って来てもらったにもかかわらず、測定器を持たずに来て『目視で』建物の傾きが無いと判断されました。それはそれですごい技術だと思いますが、目視の判断が正しいかどうかは不明です。

このような一連の流れで上記のように感じる次第です。あくまで個人的な見解ですのであしからずご了承のほどお願い申し上げます。